イカ釣り船

一念発起

イカとの出会いは、ウツ。〜後編〜

   年末のある日、家電量販店でSwitchの画像を見て衝撃が走った。

 

当たり前だけど、スーファミと比べてめっちゃグラフィック綺麗やん‼︎

子供達にもこの美しさをわかってもらいたい!

 

そして翌週再びその店に向かい、緊急入荷したSwitchとマリカー8DXを購入。

 

そのマリカーでキャラクターを選ぶ時にイカちゃんに出会い、

「この子達可愛いな」という軽い気持ちから始まり

動画など漁っていく段階でポチャンと沼に両足突っ込んでしまった。

 

「このゲームに人生ぶっ込んでもいい」

 

 年明け早々にスプラトゥーン2のソフトを買ったのを皮切りに、

関連グッズをあらゆる手段で集め 

そのグッズをの置き場所を確保するために

大量のCDやDVD、書物などを処分した。

ゲームは買わない!子供に読ませる雑誌は「子供の科学」!という方針から一転、

マンガ版スプラトゥーンを読むためにコロコロコミックまで買い

下ネタで笑ってる私に長男が冷めた視線を送ってくる始末…

 

 このゲームは、家族にも良い影響があった。

子供達は共通の話題が出来る友達が増え、

特にクラスのわちゃわちゃした雰囲気に馴染めなかった次男は

表情が明るくなった。

 

 夫も口には出さないけれど、

勤務先の合併話でストレスがたまっていたようだった。

私や子供達がプレイしているのを見て

いつのまにかニンテンドーアカウントを作成して

ゲームを始めていた。

子供達とギアやブキの話で盛り上がり、以前よりも会話する機会も増えた。

 

 私は、クヨクヨする時間が減った。

攻略法を調べたり関連グッズを探していると、

余計なことを考えなくなる。

以前より家事もちょーっと頑張るようになった。

 

もしウツになっていなかったら

ゲームも買わなかったんだろうな、と思うと

ウツから脱却しようともがいていた時間も

無駄ではなかった。

 

私、頑張ったよ。

思い出すとつらい過去ばかりだけど、今日までなんとか生きてきた。

40代目前、今までできなかった自分のやりたいことを始めよう。

そして忌まわしい思い出の詰まった小学校の卒業アルバムを処分した。