走れかあさん

 朝子供達が登校し、

一息つこうとしたら

机の上に長男のお弁当箱が！！

今日は仕事もあるし、

学校まで行って間に合うか？？

お弁当を忘れた場合

職員室でリッツ（今はルヴァン？）をもらい

後日200円位払えばいいらしいけど

せっかく作ったし

ダッシュで持っていこうと決めた。

それに今日は学校公開日なので

校舎に保護者がいても違和感はない。

でも授業中に

「あたしンち」のお母さんみたいに

「おべんとう持ってきたよ〜」

なんてズカズカ入ってきたら

思春期の長男は嫌がるかな？

えーい、とにかく学校に行けば

なんとかなるだろう！！と

通称心臓破りの坂を駆け上がり

学校に到着すると

保護者の姿はまばら。

早足で長男のクラスに向かうと

総合の授業中で、

グループに分かれて

職場訪問の話し合いをしているよう。

この雰囲気ならいける！

話し合いの様子を見ているフリをして

長男の背後に近づき

ハンカチ落としのように

そっとお弁当を足元に置いた。

ミッションクリア！！

と思ったら隣の席の子に

「お弁当だ！」

と気づかれ少し笑いが起きたけど

そのまますごすごと教室を後にした。

帰宅後、

長男に何を言われるかドキドキしてたけど

「今日助かったよーありがとう」

と意外な言葉。

長男も学校に着いた時点で

お弁当を忘れたことに気づき

リッツの覚悟をしていたようだけど

お弁当が届いて一安心したようで

「いいお母さんでよかったな！」

と友人や担任にも褒められたそう。

よし、私の好感度が上がった！！

あ、それならもっと堂々と

持ってってよかったのか〜。

それ以降、お弁当箱チェックは

より厳しくしております。

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