イカ釣り船

一念発起

あの日の思いは、今につながっている。

 スプラ3発売前に2の方でウデマエXを目指そうと決意したのが昨年末。解説動画視聴と実際のプレイに時間を注いだ。そこで失ったものはブログを書く思いと、どうでもいいことをLINEしてくる友人。あと負けるとイライラして叩きつけたSwitchのグリップも失いそう。結果B +までで挫折してしまったけど、いろんな方々の立ち回り動画を見て勉強になったのでスプラ3の方でSを目指します。

ということで久々のブログタイトルは、スプラ3のヒーローモード各ステージにつけられたマンションポエム風にしてみました。

 

 私は小中高と、ユニコーンが好きだった。部屋にはポスターをたくさん貼って、聖地である広島も行った。姉の友人からファンクラブの会報を借りて、全ページコピーした。バンドスコアを買い、家にある古いエレクトーンで1人演奏していた。

民生が好きだと言うと、否定してくる人の方が多かった。当時の彼はアイドル風のルックスから離れて髭を生やして髪も伸ばしていたから「なんであんなのが好きなの?」と複数人から言われた。「趣味悪い〜」って言った奴、いまでも許さない。

そして年月は流れ、ユニコーンは再結成。彼らはロック界の重鎮となり、彼らに影響を受けたアーティストがどんどんデビューしている。

ファーストサマーウイカが高校時代ユニコーンのファンで、グッズが少なかったので自分で上履きに「TAMIO」と書いていたというエピソードは共感したし、マカロニえんぴつが出てきた時は一目で「このボーカル、絶対ユニコーンのファンやな」と見抜いた。そしてはっとり君は、自分よりも(いい意味で)相当痛い奥田民生ファンであった。

ユニコーンのフォロワーとして忘れてはいけないのが、フジファブリック

音楽番組のエンディングで流れていた「陽炎」を聴いて「うわあ、民生だ」と衝撃を受けた。当時のバンド編成からしてもユニコーンを意識しているのは一目瞭然。新しい楽曲が出るたびチェックしていたが、子供の育児が始まりしばらく音楽からは離れていた。

 

「最後のー花火にー今年もーなったなー」

ある夏の終わり、ラジオから流れてきた曲。

この声は、民生みたいって思ったあのバンドの人だ。

すごく切なくなるのはなんでだろう。

 

今はラジオ局に問い合わせなくても、ネットで検索するなりスマホに聴かせて調べるなりとにかくすぐアーティスト名と楽曲が判明する。そしてそのボーカルが亡くなっていたことも知った。

若者のすべて」を何度聴いても涙が溢れてきてしまうのは、夏が終わってしまうのが悲しいからだろうか。彼の歌声がもう聞けないからだろうか。

それから毎年真夏のピークが終わりかけの頃にラジオ局にリクエストしたり、楽曲をダウンロードして車の中で流していた。

 

今年私の息子は軽音楽部に入り、この曲をコピーした。幼い頃、家や車内で流していたこの曲を覚えていたようだ。

 

周りから何と言われようと、私はユニコーンのファンでよかった。

自分が青春時代好きだったバンドをリスペクトしたバンドの楽曲を自分の息子がバンドでコピーするって面白いよね。

ますますこの楽曲への思いが強くなるよ。


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