イカ釣り船

一念発起

中学の時、何読んでた?

中学生の息子が

「読書感想文に何読めばいいかわからない」

というので

とりあえず火垂るの墓

鴨川ホルモー」を渡してみた。

 

万城目学さんの作品を

好きになったきっかけは岡崎体育

「鴨川等間隔」という曲。

京都の鴨川沿いに

等間隔で座るカップルを羨む内容で、

みうらじゅんも著書で同じこと言っていた。

この曲を聴いてるうちに

京都で青春時代を

送りたかったという思いが強くなり

京都が舞台の作品を探していたら

鴨川ホルモー」にたどり着いた。

 

実在する大学や地名が出てきて

馴染みやすいけど

sf(すこしふしぎ)な

藤子不二雄的世界にはまり

万城目学さんのほかの作品も読んでみた。

偉大なる、しゅららぼん」は琵琶湖

鹿男あをによし」は奈良

「プリンセストヨトミ」は大阪城近辺と

関西人にはおなじみの場所で物語が進むので

あーあの場所行ったことあるわーと

親近感が湧く。

中には私の通っていた

学校がモデルかな?というのもあり…

 

私が中学の頃は

みんながコバルト文庫を読んでる中

1人スカして山田詠美を読んでいた。

中3のとき、初めて買った恋愛小説が

「放課後の音符(キイノート)」だった。

恋愛とは程遠い垢抜けない田舎少女の私は

これを読んで

大人の恋愛してる気分になっていた。

キス以上のことを普通に行なっている

高校生の登場人物達にドキドキしていた。

そして著者のエッセイも読むようになり

頻繁に出てくる地名の「福生」って

どう読むの?どこにあるの?

楽しそうなところだな!

と思ってたら

結婚して東京に引っ越し

福生にある横田基地の友好祭に

毎年家族で行くことになるとは…

 

 後日談。

「『鴨川ホルモー』に出てきた

玄武とか朱雀とかのやつ!

社会の資料集に出てた!」

と長男が報告してくれたが、

私の時は「幽☆遊☆白書」で覚えたよ…

 

 

鴨川等間隔

鴨川等間隔

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鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

 

 

 

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)