イカ釣り船

一念発起

コロナ禍の高校受験②

2021年 1月

 都立高校は2月の一般入試に先立って、1月末に推薦入試が行われる。例年はグループディスカッションと小論文だったが、コロナ禍で個人面接と小論文に変更。学校でも面接練習などの対策をしてくれるとあったが、長男は一般入試のみ受けることにした。都立高校の推薦入試は倍率が高く、ほとんどが落ちる。それなら一般入試に向けて勉強したほうがいいという決断だった。私立単願の同級生は、1月中にほぼ進路が決まっていた。

 

2021年 2月

 都立高校の倍率が出る。長男の志望校は近年人気で、昨年より倍率が大幅に上がってたら1ランク下の都立に変更した方がいいと塾の面談で言われたが長男は変更せず。

 初旬、併願優遇を取った私立の入試。翌々日ネットで合格を確認。併願優遇というのは東京と神奈川の私立で行われている制度らしく、併願する私立高が提示する内申点を満たしていれば合格ほぼ確約、第一希望の国公立校の合格発表まで入学金振込を待ってくれる制度だ。例えば5教科の内申合計が20以上で、生徒会活動をやっていたり英検数検漢検を持っていればそこに1点ずつ加算とか。我が子はそのカードを持ってなかったけど、内申点アップの為に在学中にそういう活動する子も多いのかな?とにかく40万前後かかる入学金振込を待ってくれるのはありがたい。

 2月下旬、いよいよ都立高校一般入試。例年は平日に行われ休憩時間も20分ずつだったらしいが、今年は日曜で30分ずつの休憩で臨む。長男はその志望校を受験する子の中では内申も低く、授業日数が減ったので長男の得意な単元は出題されず、ずっと出題されてた数学の大問もなくなりかなり不利なようだった。入試を終えた本人は諦めモードで併願校には行きたくないと言い出し、私は慌てて通信制高校のパンフを取り寄せる。合格発表までの10日間、スプラ3発売決定のニュースも心から喜べないほど家の中には重たい空気が漂っていた。

2021年 3月

 いよいよ合格発表。今年は校内掲示に加え、初めてインターネットでも掲示。8:30、長男がパソコンを開き確認。

 

 

 受かったああああー!

 

 

 数年前のハッピーセットのCMのように泣き叫ぶ私。東京都は内申点:入試の点数=3:7で計算するから長男は入試で点数を稼げたんだろう。喜びに浸る間も無く、入学手続きのため志望校に向かった。

卒業式、コロナ禍でも先生方が工夫してくださり感動。卒業後の進路は、私立高校受業料実質無償化の影響もあるのか都立と私立がほぼ半々。私の時も学区無くしていろんな高校受けられる制度が良かったなー、自分の住んでる地域によって決められた1校しか受けられないなんて、なんやってん兵庫県の総合選抜制!(現在は廃止)

今回の受験、親の私もかなり疲弊したが長男の大学受験と次男の高校受験が重なる3年後はどうなるのか心配だ。日頃から勉強する習慣をつけさせることが大事だと悟ったので、春から中学生の次男には通信教育を始めさせた。さて続くのかどうか?